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物価高・人件費高騰に負けない! 原価計算の勘どころ

【2025年10月開催】 実務セミナー

物価高・人件費高騰に負けない! 原価計算の勘どころ

インフレや最低賃金の引き上げなどにより、原価の高騰に悩まされる企業も少なくないでしょう。多くの企業が値上げを実施していく中で、「適正な販売価格がわからない」、「値上げをしたいがその根拠はどう示せばよいのか」、「取引先との価格交渉がうまく進んでいない」といった声も増えています。
本セミナーでは、原価計算の基本的な考え方から、計算方法、価格設定への活用まで、理論だけでなく実務で活かせるように解説し、しっかりとしたコスト計算を元に、利益を出して経営改善につなげる方法を探ります。
※電卓・筆記用具をご用意ください

開催日時・講師

東京

2025年10月15日(水) 13:30~16:30

隣友也氏(税理士)

講師:隣友也(税理士) 御堂筋税理士法人/御堂筋パートナーズ株式会社
税理士/マネージャー

兵庫県立大学 商経学部卒。大手信用金庫で融資担当を経験。「会計事務所こそ中小企業支援をすべき」という想いから、会計事務所業界に転職。税理士法人で、経営改善計画の策定、金融機関対応を経験。月次決算、数字の見える化をメインに会議支援から業績向上のサポートを行う。現在は、経営コンサルティング部門責任者に就任。

プログラム

○チェックイン
○損益構造をつかむ
○原価計算の基礎と実務
○収益分析と価格設定の考え方
○改善と持続的利益確保の事例
○事例から見る値上げ交渉の基本原則
○チェックアウト

セミナーレポート

▲セミナーの様子

インフレや最低賃金の引き上げなどにより、原価の高騰に悩まされる企業も少なくないでしょう。多くの企業が値上げを実施していく中で、「適正な販売価格がわからない」、「値上げをしたいがその根拠はどう示せばよいのか」、「取引先との価格交渉がうまく進んでいない」といった声も増えています。今回は、税理士の隣友也先生を講師にお招きし、原価構造の理解から、原価管理の重要性、事例を交えた実践的なアプローチまで、わかりやすく解説いただきました。

根拠ある価格設定をするためには、まずは原価を正しく計算し、商品別や時間単位での利益構造を数値化することが重要です。どの工程や商品が利益を牽引し、どこにコストの無駄や改善余地があるかを明確にします。これにより適正な価格設定が可能になるだけでなく、数値に基づいた利益改善にもつながるとのこと。
効果的な価格交渉をするために最も重要なのは事前準備です。総原価を明確化し、原材料価格が変動した場合のシミュレーションをしておきます。為替や需要変動も考慮し、複数のシナリオを準備しておくとよいでしょう。価格交渉の成否は事前準備の段階で7割決まると隣先生は仰います。交渉の際は、取引先との関係性を最優先し、単なる「価格アップのお願い」ではなく、供給の安定と品質維持のための協議であり、双方の利益を守るために必要な値上げである…という建設的な方向で進めていくとよいでしょう。

グループディスカッションでは活発な意見交換が行われ、参加者同士が課題を共有することで、新たな気づきを得られる有意義なセミナーとなりました。

本講義の模様は、DVDまたは【セミナー動画配信】でご覧ください。

(DVD収録時間:2時間03分28秒)

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