厚生労働省は「雇用保険法施行規則の一部を改正する省令案」を公表し、パブリックコメントを募集しています。
その内容は、雇用保険制度の一部の届出について、CD-ROM、DVD-ROMなどの光ディスク等を利用した手続きが行なえるようにする、ということです。また、コンピュータ・システムを改修し、雇用保険被保険者資格取得届(様式第2号)のほかにも、
・雇用保険被保険者資格喪失届
・雇用保険被保険者転勤届
について、光ディスクを利用した手続きを行なうことができるようにする、としています。
あわせて様式の一部変更が行なわれます。
具体的には、雇用保険被保険者資格取得届と資格喪失届・氏名変更届のカナ氏名の欄が16桁から20桁になる、雇用保険受給資格者証に給付制限欄が設けられて「1ヶ月」等の給付制限期間が印字されるようになる、といったことです。雇用保険の各種手続きにデータが利用できるようになることは、人事部門の省力化につながるとみられますから、歓迎できることだと思われます。
厚生労働省は、今回の改正について、パブリックコメントの結果をふまえたうえで、平成23年1月1日の施行を予定しています。