• ヘルプ
  • MYページ
  • カート

雇用保険の各種届出について光ディスクの利用が可能に

社員の入社時には雇用保険の加入手続きを行なう必要があります。現行の制度では、雇用保険被保険者資格取得届の公共職業安定所への提出は、紙によるもののほか、フレキシブルディスク(フロッピーディスク)による提出が認められています。
もっとも、技術の発達とともにオフィスで取り扱うデータも大きくなり、フロッピーディスクより容量の大きいCDやDVDなどの大容量メディアが使われるようになっています。会社でフロッピーディスクを見かけることも減りました。
現在発売されているパソコンで、フロッピーディスクドライブが標準搭載されているものはないかもしれません。
対象メディア・書類を拡大

厚生労働省は「雇用保険法施行規則の一部を改正する省令案」を公表し、パブリックコメントを募集しています。
その内容は、雇用保険制度の一部の届出について、CD-ROM、DVD-ROMなどの光ディスク等を利用した手続きが行なえるようにする、ということです。また、コンピュータ・システムを改修し、雇用保険被保険者資格取得届(様式第2号)のほかにも、
・雇用保険被保険者資格喪失届
・雇用保険被保険者転勤届
について、光ディスクを利用した手続きを行なうことができるようにする、としています。

様式の一部変更  

あわせて様式の一部変更が行なわれます。
具体的には、雇用保険被保険者資格取得届と資格喪失届・氏名変更届のカナ氏名の欄が16桁から20桁になる、雇用保険受給資格者証に給付制限欄が設けられて「1ヶ月」等の給付制限期間が印字されるようになる、といったことです。雇用保険の各種手続きにデータが利用できるようになることは、人事部門の省力化につながるとみられますから、歓迎できることだと思われます。
厚生労働省は、今回の改正について、パブリックコメントの結果をふまえたうえで、平成23年1月1日の施行を予定しています。

企業実務サポートクラブとは?詳しくは資料ダウンロード