ハマり続ける文章を書くコツを伝授！

SNSなどWEB上の文章で、バズる先にある、読む人が「ハマる」方法を色々なアプローチで教える『「WEB文章術」プロの仕掛け66』。WEB文章のキャリア20年超えの著者・戸田美紀さん、藤沢あゆみさんの、本書執筆に対する思いをご紹介します。

WEB文章で夢を叶える―戸田美紀

インターネットを語る時点で、文章はなくてはならないもの。何をするにも文章がメインの時代が続き、画像がメインになるコンテンツが生まれたのは、だいぶ後のことです。わたしがインターネット上で発信するようになったのは、パソコンで「メールマガジン」を読むようになったことがきっかけです。

その頃のわたしは専業主婦で、体調を崩して自宅で療養中。何かしら家でできることはないかと、パソコンで検索していたときに見つけたのが、「ネットオークション」でした。当時はYahoo!オークション（ヤフオク）がメインで、楽天オークションが生まれた頃。まずは不用品を売ることを始め、携帯電話で写真を撮って、文章を書いてサイトにアップ。そのとき、商品説明の文章で落札価格に差が出ることに気づきました。商品の良いことも悪いことも、使い方も、買った後にどうなれるかということも、丁寧に書くほど落札価格は上がりました。

これが、わたしの最初の文章を書くことでの成功体験です。さらに楽天日記（ブログ）を書き始め、同時に楽天アフィリエイトも始めました。自分が使った商品などを記事のなかで紹介していくと、知らない間にポイントが貯まっていくのです。貯まったアフィリエイトのポイントは、全て楽天市場で使えます。専業主婦でしたから、食品も雑貨も全て楽天市場で買えることがうれしくて！　貯まったポイントを、温泉旅行に使うこともありました。

自分の書いた文章で、読んでくれた人が商品を買ってくれる。オークションからアフィリエイトまで、その成功体験はわたしに自信をつけてくれました。そこからわたしはライターとなり、著者となり、講師になり、コンサルタントになりました。全てはWEB上で文章を書いてきたから。そんな経験を元にした「WEB文章術」について、ここから書いていきます。ぜひ、あなたも文章で夢を叶えてください。

読んでくれた人の役に立ちたい―藤沢あゆみ

わたしがインターネットに出会ったのは、2000年のこと。

アパレルデザイナーとして働き、インターネットとは無縁の生活をしていました。ネットに目を向けたのは、人生の逆境に見舞われたから。動脈瘤という病魔に襲われ、失業した上、結婚を考えていたパートナーとも離れ離れになり、多額の詐欺にあうという出来事が一度に起こりました。まさに転落人生。そこで、自分とは無縁だと思っていたインターネットに目を向けたのです。

全てを失い、傷心のわたしを見るに見かね、両親が当時40万円するノートパソコンを誕生日にプレゼントしてくれました。その気持ちに応えなんとかモノにしなきゃというプレッシャーもありました。「ネットからキャッシュを生み出すんだ！」何か仕事につながることはないかと、検索で見つけた恋愛相談サイトで回答を始めました。誰にも知られていないわたしは、文章を書くことで読んでくれる人にメリットを与えたいという思いをこめて投稿しました。その気持ちが通じたのか、お悩み相談が好評で、あゆみさんに答えてほしいと指名されるようになったことが、わたしの初めての成功体験です。

その後、恋愛のメールマガジンを発行し、10000人を超える読者さんに恵まれ、2003年に初出版。現在28冊の本を上梓しています。

恋愛相談に回答し始めたとき、出版するなんて思いもしませんでしたが、根拠のない確信はありました。「こんなに喜ばれるなら仕事になるはずだ」

自分の文章を読んでくれた人の役に立ちたい、その対象は、20年間で掲示板に悩み相談をする1人から、本を読んでくれる10万人に変わりました。ですが、文章を書くときの気持ちは今も変わりません。

あなたは、自分の文章を読んでくれる人なんているだろうか、人に喜んでもらえたり、仕事になることなんてあるんだろうか、と思っているでしょうか。でもだいじょうぶ。これから、わたしたちが20年の経験でつかんだ「WEB文章術」を全てお伝えします。

あなたが、WEB文章術を身につけて、欲しい未来を手にされることを楽しみにしています。

著者プロフィール：

戸田美紀（とだみき）

エクセルライティング代表。一般社団法人全日本趣味起業協会監事。一般社団法人日本パーソナルブランド協会理事。セールスライター、ブックライター。2005年からビジネス、実用、自己啓発、スピリチュアル等、書籍のライティングを中心に、電子書籍、メールマガジン、ニュースレター、WEBライティングなどを多数手がける。企業のニュースレターでは、セールスライターとして商品やサービスの販売に特化したライティングを手がけ、これまでに数百億円以上の販売に関わる。2023年現在、100冊以上の書籍作りに関わっている。ブログ歴は20年。2009年から始めたアメーバブログのフォロワーが約6500人、記事数は1万記事を超える。ブログでファンを作りつつ、仕事にもつながる自分メディアに育てている。現在は「自分メディアを持つ大切さ」について、個人や企業に対しセミナーや勉強会、コンサルティングで伝え、生徒数は6000人以上。自著は、これまでに3冊。ブログ構築及び文章術のテーマで上梓している。2019年からは、オンラインサロンをスタート。自分メディア構築、及び出版を含むビジネスを育てたい人のサロンとなっている。

藤沢あゆみ（ふじさわあゆみ）

作家、1年で100個の夢をかなえる「100いいね！」創始者。2003年初出版、恋愛、人間関係、自己啓発をテーマに、28冊を上梓（2022年現在）。10万部突破2冊。先天的な見た目の症状を抱えつつ、自己肯定感を下げずに人と良好な関係を築く独自の手法を活かし、2001年よりWEBで恋愛、対人関係の相談に多数回答。ライター集団「恋愛マニア」リーダーに就任。メールマガジン発行から活動をスタート。ブログで人気を博し、出版や仕事につなげた経験を元に、2012年よりコンサルティングも行っている。WEB、対面相談3万件超。雑誌 『anan』による信頼が置けるカウンセラー20人に選ばれる。2018年、NHKEテレハートネットTV出演、自分にOKを出すあり方が大きな反響を呼ぶ。アメーバオフィシャルブロガー。ブロガー歴20年、読者約7600人。2015年より文章の発信や自己実現をテーマとしたオンラインサロンをスタート。2022年1月、戸田美紀氏と共に、WEBメディア運営、出版に特化した「あゆみき出版メディア相談室オンラインサロン」開設。目標は、生涯100冊出版、後進著者の育成にも携わる。テレビ・ラジオ・雑誌取材多数。ミッションは「魅力がない人はいない」。人生がどんなにマイナスからスタートしても環境を恨まず、自分を磨けばやりたいこともかなえられ、魅力的な人になることを出版や発信を通して体現すると同時に、何があっても乗り切る力を持ち、世の中を明るくできる発信者の育成に力を注ぎ続ける。