経理豆知識
2023年9月
-
中間決算は、一事業年度の中間時点での財務状況を明らかにして、経営の問題点や改善点を洗い出すために行なわれます。中小企業であっても、融資を受けている銀行や取......
-
秋は社員旅行のシーズンです。みなさんの会社の予定はどうなっているでしょうか。長引く新型コロナの影響により、社員旅行の実施を見合わせる会社もあれば、感染防止......
-
(1)資金繰り計画の策定3月決算企業では、9月で上半期が終了し、10月から下半期を迎えますが、決算時期にかかわらず、年末・年度末に向けては、冬季賞与の支給......
2023年8月
-
8月から9月にかけては、風水害や土砂災害などにより、企業の資産が被災するリスクが高くなる時期です。被災した場合の損失等に関する法人税の基本的な取扱いとして......
-
個人が対象の「ふるさと納税」は、自治体に対して2,000円を超える寄附をした場合に、所得税や住民税が控除されます。さらに、自治体によっては、お礼として特産......
-
近年、日本全国で地域の中小企業・小規模事業者に大きな影響を与える自然災害が頻繁に発生するなか、災害による影響を軽減するための事前対策の強化が喫緊の課題とな......
-
消費税の課税期間は原則として1年ですが、消費税の年税額を一括で納付することが企業にとって負担となりかねないため、中間申告制度が設けられています。中間申告で......
2023年7月
-
(1)固定資産税の概要固定資産税は、固定資産(土地・家屋・償却資産)の価値に応じて、固定資産の所有者に課税する「財産税」です。すべての市町村に広く存在する......
-
税務当局(税務署、国税庁等)は、7月~翌年6月までが一事務年度です。6月で2022事務年度が終了し、7月に人事異動が実施されて体制が整い、2023事務年度......
-
消費税の課税取引に対して適用される消費税率は、現在、次のように複数(2段階)になっています。 標準税率 10% (消費税率7.8%、地方......
2023年6月
-
役員報酬は、会社の定款に規定があればそれに従い、定款の規定がなければ株主総会の決議によって定めます。役員報酬を役員自身で自由に決めると、いわゆる&ldqu......
-
(1)年4回以上の賞与は報酬扱い社会保険においては、年4回以上支給される賞与は、毎月の報酬に含めることとされています。この点について、厚生労働省の通知は次......
2023年5月
-
事業主は、従業員に占める身体障害者・知的障害者・精神障害者の割合を「法定雇用率」以上にする義務があります。現在の法定雇用率は次のとおりです。 事......
-
一定の期限までに税を納付しない場合には、原則として、法定納期限の翌日から納付する日までの日数に応じて延滞税が課されます。(1)延滞税が課される場合次のよう......
-
(1)「標準報酬月額」とは毎月の社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料)のベースになる報酬を「標準報酬月額」といいます。社会保険料の計算にあたって、毎月支......
-
確定申告書を提出する法人の各事業年度開始の日前10年以内に開始した事業年度で、青色申告書を提出した事業年度に生じた欠損金額は、その各事業年度の損金の額に算......
-
法人税の確定申告書の提出と納付は、原則として各事業年度終了の日の翌日から2か月以内に行なわなければなりません。3月末決算法人の場合は、5月31日が期限とい......
2023年4月
-
事業用の資産(機械・装置など)を購入した場合、その購入費用については、基本的に「減価償却」という手続きが必要です。減価償却では、資産の取得価額をまずは「資......
-
固定資産(土地・家屋)の評価は、総務大臣が定めた固定資産評価基準に基づいて行なわれ、市町村長(東京都23特別区は都知事)がその価格等を決定します。決定され......
-
日本では、多くの会社が3月末決算です。そのため、3月末決算の会社の経理部門は、これから決算作業、税の申告・納付と、繁忙期を迎えることになります。以下では、......
2023年3月
-
(1)「賃上げ促進税制」とは歴史的ともいえる物価高のなかで、ことしは労使ともに例年以上の賃上げが必要との認識が高まっています。労働組合の全国中央組織である......
-
コロナ禍に加えて、昨年来の物価上昇、円安などの影響で業績が悪化した企業がある一方、増収・増益を確保し、年度末を控えて決算賞与の支給を検討中の企業もあるかも......
-
(1)会社の決算期決算期とは、会社の年に1回の「本決算」が何月に行なわれるかを示すものです。日本で最も多いのは3月決算の会社です。国や自治体、その他の公的......
-
建物や機械、車両など、さまざまな事業用資産については、適切なメンテナンス(修理、改良等)が欠かせません。税務上、メンテナンス費用がすべて支出時の費用になれ......
2023年2月
-
(1)棚卸資産とは棚卸資産とは、会社の生産や販売、管理活動に必要な資産で、販売するために一時的に保有している商品、製品、原材料、仕掛品、貯蔵品などの総称で......
-
決算期末には、製商品等の在庫数や品質の状況等を確認する「棚卸」を実施する必要があります。ここでは、棚卸に関して知っておきたい基礎知識を紹介します。(1)棚......
-
3月決算の場合、2月から3月にかけて経営計画を策定する企業が多いと思われます。新型コロナ、資源・エネルギー価格の上昇、物価高などの影響で、事業活動に大きな......
-
年度末が近づき、年に一度、この時期に自社の固定資産の稼働状況をチェックするとともに、新規購入、廃棄等を行なうという企業も多いのではないでしょうか。そこで、......
2023年1月
-
(1)償却資産と償却資産税償却資産とは、事業の用に供することができる資産(土地・家屋を除きます)で、その減価償却費が所得の計算上、損金(必要経費)に算入さ......
-
事業のために用いられる建物や機械・装置、器具・備品などの減価償却資産は、取得時にその取得価額の全額が経費(損金)になるのではなく、その資産の使用可能期間(......
-
長期間、取引がない預金等を民間公益活動の促進のために活用するための法律として、「休眠預金等活用法」(正式名称は「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係......
-
会社が従業員の給与や税理士等の報酬・料金について源泉徴収した所得税・復興特別所得税は、原則として、翌月の10日までに納付する必要がありますが、特に小規模な......
-
給与や報酬、料金等を支払うことによって作成する必要が生じる主な法定調書、報告書等について、いつまでに、何を、どこに提出すればよいのかを説明します。なお、法......
2022年12月
-
(1)年末調整の対象となる人12月に行なう通常の年末調整は、原則として、給与の支払者に「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」(以下、「扶養控除等申告書」......
-
法定調書とは、所得税法、相続税法、租税特別措置法等の規定により、事業者に提出が義務づけられている資料(書類)をいいます。提出先は税務署です。現在、全部で6......
-
年末調整は、原則として、給与の支払者に「給与所得の扶養控除等(異動)申告書」(以下、「扶養控除等申告書」といいます)を提出しているすべての従業員について行......
-
最後の給与の支払いも年末調整事務も無事に終了すれば一段落ですが、年末調整を実施した後、さまざまな事情により、年末調整のやり直しが必要になることがあります。......
-
地方税法の規定により、所得税を源泉徴収している事業主は、従業員の個人住民税(以下、単に「住民税」といいます)を控除(特別徴収)しなければなりません。したが......
-
事業主と従業員が原則として折半で負担している社会保険料として、健康・介護保険料と厚生年金保険料があります。雇用保険料についても事業主と従業員の双方が負担し......
2022年11月
-
これから年末に向けては、年末調整事務が控えていますが、それが終われば、すぐに2023年分の給与の源泉徴収事務の準備を始めなければなりません。以下では、20......
-
年末調整は、原則として、ことし最後の給与を支払うときに行ないます。年末調整の対象となるのは、ことし最後の給与を支払うときまでに「給与所得者の扶養控除等(異......
-
例年、年末になると、カレンダーや手帳などを持参して得意先回りをしている会社も少なくないでしょう。コロナ禍を受けて、作成や配付をやめたという会社もあるかもし......
2022年10月
-
もうすぐ年末商戦の季節がやってきます。新型コロナの影響により、年末年始の過ごし方や消費行動も変化していますが、年末商戦に期待をかけている企業は少なくないと......
-
(1)2022年度の最低賃金の改定厚生労働省が、2022年度の地域別最低賃金の改定額を取りまとめました。それによると、2022年度の全国加重平均額は961......
-
厚生労働省では、労使交渉の実情を把握するために、民間主要企業の夏季一時金の妥結状況を毎年集計し、公表しています。9月9日に、「令和4年 民間主要企業夏季一時......